Bro. 八木 信彦 OMI – 新型コロナウイルス拡大感染予防のために、ミサや祈り、集会のために教会に集え ない中、阿南教会では、信仰を深めるために何かできないものかと考え、みんなが 持っているスマートフォンを使ってLINE(ライン)によるグル-プビデオ通話で 聖書の分かち合いや十字架の道行きの祈りをやってみようと、さっそく取り組みまし た。
スマホの画面に参加者の顔が次々に写ると思わず「元気ですか?」と手を振って声 をかけると「元気ですよ~。」の受け答えに、みんなで大笑い…顔を見て話せるって 良いことですね!
最初は電波が届きにくいので場所を変えたり、ゆっくり読んだり、マイクに近寄っ たりと試行錯誤しながら聖書の分かち合いが始まりました。ラインでつながっている ならと、昨年愛知県に転出した方にも声をかけ、一緒に聖書の分かち合いの会や、金 曜日には十字架の道行きの祈りにも参加してもらっています。転出してもずっとつな がっていることを喜び合いながら、共に祈ることのすばらしさを改めて実感していま す。
また、聖週間の典礼(聖木曜日から聖土曜日)と復活の主日は、徳島地区のオブレー ト会員が鳴門教会に一同に集い共に過ごし、聖金曜日にはイエスが亡くなったであろ う時刻に十字架の道行きの祈りをし、ミサや典礼を少人数の信者さんと一緒にささげ ました。
私たちは今、一緒に集うことは出来ませんが、一人一人が離れていても、神様のも とに一つに結ばれていることを実感しています。それは私たちの地域のみならず、全 世界の人々にも、思いを馳せることになります。その見えないつながりの中で共に祈 り合いながら、この試練のときを世界の人々と一緒に乗り越えていけたらと思ってい ます。
よろしくお願いします。