妊婦や中絶関連の問題になると、世界中どこでも、主流メディアや政治家は方針を定めて論点をはぐらかすことが非常に多いのです。いったい、記者たちは人間性に反する自分たちの罪を自覚しているのでしょうか。米国では、1973年に最高裁が中絶を合法化して以来、合法的な中絶が推定5,666万2,169件行われています。これは単に数として見ても、血も凍りつくほどの数字です。
毎年: 13億8,200万件の中絶
毎月: 11万5,167件の中絶
毎週: 2万6,577件の中絶
毎日: 3,786件の中絶
毎時間: 157件の中絶
毎分: 2.6件の中絶
こうした数字に胸が張り裂けるほどです。どの中絶も、ただの数字ではありません –– 小さな赤ちゃんのいのちが奪われ、その過程で母親が傷ついているということです。また、中絶は父親のことでもあります。自分の赤ちゃんを抱いて、息子が高校野球チームでプレーするのを見て、娘が大学を卒業するのを見て、喜びを味わったであろう父親のことです。
最近の世論調査の結果では、大多数の人が「中絶は道徳的に間違っている」と考えています。しかし、「妊娠を人工中絶する」、「組織を始末する」、あるいは「細胞の堆積を吸引する」といった言葉がいかに間違っているかは理解されていません。
神を信じる者なら、もはや守りの姿勢にとどまっている時ではありません。確かな研究に裏付けられたプロライフの証拠を突きつけ、メディアや政治家に挑戦する時ではないでしょうか。「不正確にもかかわらず広く信じられているメディアのレトリックやごまかしを許さない」という現実を守るために、形勢を逆転させ、中絶擁護者に挑む時ではないでしょうか。
補足:「み国が来ますように。み旨が地にも行われますように。」
神の民だけが神のみ国を地上にもたらすことができます。
神の祝福がありますように
ノボトニー・ジェローム、OMI
追記:この中絶時計をご覧になれば、国連や中絶団体が何を主張しようとも、胎児にはいかなる権利もないのだということがいやでもわかるでしょう。
http://www.numberofabortions.com/
(訳注:サイトを開いた途端、刻々と刻まれる時計の音に合わせるかのように、胎児のいのちが一人また一人と消えていくのがわかります。)
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英語記事投稿 2014年4月21日
翻訳日 2021年9月1日
翻訳者:西野 翠 / 大岡 滋子