Category Archives: 日本カトリックニュース

2023年四旬節教皇メッセージ

四旬節の禁欲と、シノドスの歩み 親愛なる兄弟姉妹の皆さん マタイ、マルコ、ルカの福音書は、いずれもイエスの変容のエピソードを描いています。そこでは、弟子たちがご自分を理解できなかったことへのイエスの反応を見ることができます。その少し前、イエスが神の子キリストであると信仰告白した後にその受難と十字架の予告を否定したペトロと師との間には、激しい衝突がありました。イエスは彼をきつく叱責しました。「サタン、引き下がれ。あなたはわたしの邪魔をする者。神のことを思わず、人間のことを思っている」(マタイ16・23)。それに続いて、「六日の後、イエスは、ペトロ、それにヤコブとその兄弟ヨハネだけを連れて、高い山に登られた」(マタイ17・1)のです。

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2023年第31回「世界病者の日」 教皇フランシスコ メッセージ

この人を介抱してください」シノドスの精神にかなう、いやしの実践としてのあわれみの心

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第108回「世界難民移住移動者の日」教皇メッセージ ー 移民や難民とともに未来を作る

「わたしたちはこの地上に永続する都をもっておらず、来るべき都を探し求めているのです」(ヘブライ13・14)。 親愛なる兄弟姉妹の皆さん この世でのわたしたちの「旅」の究極の意味は、真の故郷、すなわちイエス・キリストによって始められた神の国を探し求めることであり、それはイエス・キリストが栄光のうちに再臨されるときに完全に実現します。そのみ国はまだ完成していませんが、救いを受け入れた人々の中にすでに存在しています。「神の国は、わたしたちの内に存在します。依然として終末的ではありながら、世界の、人類の未来でありながらも、同時にそれは、わたしたちの内にあるものなのです」1。

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「被造物を大切にする世界祈願日」教皇メッセージ 2022年9月1日

親愛なる兄弟姉妹の皆さん 「被造物の声を聞け」ーーこれが今年の「被造物の季節」(訳注:2007年に始まった、諸教会・超教派による環境問題啓発のための年間行事。日本のカトリック教会では「すべてのいのちを守るための月間」として、2020年から取り組んでいる)のテーマであり、呼びかけです。エキュメニカルなこの行事の開催期間は、9月1日の「被造物を大切にする世界祈願日」から、10月4日のアッシジの聖フランシスコの記念日までです。すべてのキリスト者が一致して、わたしたちの共通の家のために祈り、そのケアをする特別な機会です。もともと、コンスタンティノープル全地総主教によって鼓舞されたこの季節は、わたしたちの「エコロジカルな回心」を深める機会となっています。聖パウロ六世がすでに1970年には語っていた「生態系異変」1への対策として、聖ヨハネ・パウロ二世教皇が提唱した回心です。

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2022年平和旬間 — 平和は可能です。平和は義務です。

日本カトリック司教協議会会長談話 平和が暴力的に踏みにじられた年になりました。いのちの尊厳がないがしろにされ、その保護が後回しにされる年になりました。

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敵を愛することは本当に可能でしょうか?

ノボトニー • ジェローム OMI – 「あなたは不可能なことをお求めになるお方ではありません。私のイエスよ、あなたはよくご存知ですが、私はあなたが愛するようには、人を愛することができません。もし、あなたが私の中のその人を愛しておられなければ。あなたの御心は、あなたが私に愛しなさいと命じられたすべての人を、私が愛することです。」(リジューの聖テレジア) 世界で道義を訴える偉大な人の一人、デズモンド・ツツ元大主教の逝去[2021年12月26日]からほぼ2ヵ月になります。南アフリカ共和国、ケープタウンで初めての黒人大主教として、アパルトヘイト人種隔離政策の撤廃に尽力しました。そして、人間性を奪うその差別のシステムがついに廃止されたとき、彼は南アフリカのすべての人々にとって平和な未来が実現するようにと、自国の白人と黒人の間に許しと和解をもたらすために働きました。

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2022年 四旬節教皇メッセージ

「たゆまず善を行いましょう。飽きずに励んでいれば、時が来て、実を刈り取ることになります。ですから、今、時のある間に、すべての人に対して、善を行いましょう」(ガラテヤ6・9-10a) 親愛なる兄弟姉妹の皆さん 四旬節は、わたしたちが個人としても共同体としても新しくなり、死んで復活されたイエス・キリストの過越に導かれていくのにふさわしい時です。2022年の四旬節の旅路を歩むにあたって、聖パウロのガラテヤの信徒たちへの勧めについて考えてみるとよいでしょう。「たゆまず善を行いましょう。飽きずに励んでいれば、時が来て、実を刈り取ることになります。ですから、今、時(カイロス)のある間に、すべての人に対して、善を行いましょう」(ガラテヤ6・9-10a)

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2022年第30回「世界病者の日」教皇メッセージ

「あなたがたの父があわれみ深いように、あなたがたもあわれみ深い者となりなさい」 (ルカ6・36) 愛の道にあって、苦しむ人の傍らにいる 親愛なる兄弟姉妹の皆さん 30年前、聖ヨハネ・パウロ二世教皇が世界病者の日を制定したのは、神の民、カトリック医療施設、そして市民社会が、病者と彼らのケアにあたる人々の支援の必要性への認識を高めるためでした1。

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2021年 第5回「貧しい人のための世界祈願日」教皇メッセージ(2021.11.14

「貧しい人々はいつもあなたがたと一緒にいる」(マルコ14・7)  1.「貧しい人々はいつもあなたがたと一緒にいる」(マルコ14・7)。イエスは、過越祭の数日前、ベタニアの、「重い皮膚病の人」と呼ばれていたシモンという人の家での食事の席でこのようにいわれました。福音記者が語るところによれば、一人の女性がとても高価な香油の入った石膏の壺をもってきて、イエスの頭に注ぎかけました。この行為は驚愕をもたらし、異なる二つの受け止め方が生じました。

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「2021年すべてのいのちを守るための月間」に寄せて 日本カトリック司教協議会会長カテケージス 「環境問題と福音化」

「2021年すべてのいのちを守るための月間」に寄せて日本カトリック司教協議会会長カテケージス「環境問題と福音化」 1. 環境問題への世界の取組み カトリック教会においては、環境問題への取り組みは以前から行われていたと思いますが、特に教皇フランシスコの回勅『ラウダート・シ Laudato si’1』(2015年5月24日)の公布以後大きく取り上げられ、教会全体で取り組むべき喫緊の課題の一つとしてクローズアップされてきました。

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