タリバン司令官は長い間、マドラサ(イスラム宗教学校)に頼って、子どもたちを兵士として訓練し、育ててきました。6歳の少年が洗脳され、13歳までに銃器の使い方を学ぶことが多いのです。13歳から17歳の子どもがしばしば戦闘に使われています。
さらに、タリバンは、自爆やその他の危険な攻撃を実行するために子どもたちを利用します。多くの場合、金銭やその他のインセンティブの約束や脅しによって、子どもたちを騙して勧誘しています。ある15歳の少年が国連の調査官に語ったところによると、タリバンの司令官がアフガニスタンの警察に対して爆発物を爆発させるよう命じ、任務を遂行すれば楽園に行けて「巨額の報酬」を得られると約束したといいます。少年が抵抗すると、司令官は少年とその両親を殺すと脅しました。
興味深いのは、アフガニスタンでの自爆攻撃は2005年以前は稀でしたが、今ではタリバンをはじめとする反政府武装勢力による戦争戦術として急速に取り入れられるようになっています。2014年以降、タリバン勢力による自爆攻撃によって、約6000人の民間人が犠牲になっています。こうした攻撃の実行には、操りやすく、疑いを持たれにくいという理由から、子どもたちが利用されているのです。
アフガニスタンにおける紛争は、子どもたちにとって、世界で最も死者の多い紛争の一つとなっています。過去20年間に約3万3000人の子どもたちが死亡または重傷を負ったと推定されています。特に子ども兵士の数が多いようです。例えば、ヒューマン・ライツ・ウォッチが複数の家族から話を聞いたところによると、2015年のクンドゥズにおける軍事攻勢では、まだ14歳、15歳の子どもたちがタリバンに勧誘され、わずか数週間で戦闘に参加させられて死亡したという。
タリバンは、「ジハード活動」に子どもは使っておらず、彼らの行動規範には「ひげのない少年」は軍事センターに入れないと記されていると主張しています。それにもかかわらず、国連は、2020年の急増を含め、近年タリバンが子どもを勧誘し利用した個別事例を数百件検証し、実際の数字はもっと高い可能性があることを確認しています。
子ども兵士に関するカトリックの社会的教説
(A)人間の生命と尊厳
「カトリック教会は、人間の生命は神聖であり、人間の尊厳は社会の道徳的展望の基盤であると宣言しています。この信念は、私たちの社会的教えのすべての原則の基礎となるものです。私たちの社会では、人間のいのちは中絶と安楽死から直接的な攻撃を受けています。人間の生命の価値は、クローニング、胚性幹細胞研究、死刑制度によって脅かされています。戦争やテロ攻撃で意図的に一般市民を標的にすることは常に間違っています。カトリックの教えは、戦争を回避するための努力も呼びかけています。国家は、紛争を予防し、平和的手段で解決するために、より効果的な方法を見つけることによって、生命に対する権利を保護しなければなりません。私たちは、すべての人が尊い、人は物よりも大切である、また、すべての制度の尺度は、それが人間の生命と尊厳を脅かすものか、あるいは高めるものかであると信じています。」 出典:http://www.usccb.org/beliefs-and-teachings/what-we-believe/catholic-social-teaching/seven-themes-of-catholic-social-teaching.cfm 米国カトリック司教協議会. ワシントンD.C. カトリック教会のすべての著作と教えは、一人ひとりが神の似姿として創造されたことを明確に述べています。したがって、人間の生命がその始まりから終わりまで守られるようにすることは、すべての社会の責任です。子ども兵士の状況を見ると、人間の生命の保護と尊厳が完全に放棄され、生命に対する権利が奪われているのです。カトリック教会は、すべての人が神の尊い贈り物であると信じ、ウォーマシンとして使用するために子どもたちを入隊させることを強く非難しています。(B)Hidden Displacement: Child Soldiers (強制移動の裏で :子ども兵士)
(C)The hidden work of the Catholic Church with thousands of “child soldiers” (何千人もの「子ども兵士」に関わるカトリック教会の隠れた活動)
(D)Catechism of the Catholic Church (カトリック教会のカテキズム)
聖書は、「子どもは神からの贈り物」と教えています。 神は家族を創造され、子どもは神からの贈り物です。実際、聖書には「子孫は神からの報酬だ!」と書かれています。このことから、神は子どもがどのように育てられ、養われるかを気にかけておられます。 神の子どもに対する愛を示す30以上の聖書箇所を踏まえて、大人は、マルコによる福音書10:13-16を多くの子ども兵士たちにどう説明するのでしょうか?イエズスに触れてもらおうとして人々は幼い子を連れて来たが、弟子たちはその人々をしかった。それを見てイエズスはいかられ、「子どもたちを私のとこに来させよ。とめてはならぬ。神の国を受け入れるのはこのような者たちである。まことに私は言う。子どものように神の国を受け入れぬとそこには入れぬ」と言われ、彼らを抱き、手を置いて祝福された。(マルコによる福音書10:13-16)
まとめ
幼少期の子ども兵士は、生命に対する権利、性的暴力やその他の拷問を受けない権利、教育を受ける権利、思想や宗教の自由に対する権利など、幅広い人権侵害や虐待を受けることを強いられ、徴集されているのです。これは、子どもたちの基本的人権に対する重大な侵害であるだけでなく、多数の罪のない子どもたちの幼年期を終わらせる酷い悲劇を意味するものです。これらの尊い子どもたちは、大人の世界からもっともっと良いものを受ける資格があるのです。 神の祝福がありますようにノボトニー ・ジェローム, OMI
—————- 追加情報 子どもの権利に関する条約 英語原文投稿 2022年1月31日 翻訳日 2022年 8月22日 翻訳者 西野 翠 / 大岡 滋子











