2023年幼子イエスさまはどこにおられるの?

ノボトニー • ジェローム OMI – 今年もこの季節がやってきた。クリスマスだ。パンデミック(感染爆発)、地上の軍備増強、独裁者の人権抑圧、生まれている子どもと生まれてくる子どもへの戦争、トランスジェンダー男性が女性スポーツを乗っ取ること、日々のフェイクニュースなど、朝刊の見出しを見ればこれらのニュースは星の数ほどある。そして2023年のクリスマスは、確かに祝日としては到来した。しかし、今日の問題だらけの世界に欠けているものは何だろう?簡単に言えば、クリスマスが欠けている。キリストが欠如しているのに、12月25日を祝えるはずがない。私たちはキリストなしでクリスマスを祝おうと主張している。それは、あなたのいないあなたの誕生日を祝うようなものだ。 クリスマス。2023年のクリスマスの本当の意味は何だろうか?ツリーの下のプレゼント、窓辺のイルミネーション、郵送されてくるクリスマスカード、家族や友人との食事、裏庭の雪、リビングルームに吊るされたストッキング、道ですれ違う人への「メリークリスマス」の掛け声。これらは本当にクリスマスなのだろうか? 「クリスマスの本当の意味とは何だろう?」グーグルで検索してみた: クリスマスとは何ですか?と。 驚いたことに、ほとんどの返答は次のように述べていた。たとえ世界や私たちの状況が変わろうとも、クリスマスの福音は、クリスマスのメッセージが時を超越しているという事実に集中している、と。なぜなら、クリスマスとは神の御子イエスの誕生のことだからだ。イエスが私たちに愛と希望と喜びを与えるためにどのように来られたかということなのだ。そのメッセージは毎年変わるものではない。 ベツレヘムの馬小屋にいるマリアとヨセフ、質素な羊飼いたち、東方から来た裕福で力強い三人の博士たちというおなじみの人物を思い起こしながら、教皇は説明する。「福音のメッセージは明確です。イエスの誕生は、人類のすべてに関わる普遍的な出来事です。」富裕層や中産階級の人々だけでなく、貧しい人、飢えた人、渇いた人、亡命者、生まれていない人、裸の人、病気の人、囚人、移住者、女性の権利、高齢化社会など。 クリスマスは全人類に関わっている。クリスマスからキリストを追い出すのではなく、人類は『イエスの誕生』を家庭に、社会に、そして今日の困難な世界に取り戻さなければならない。イエスの誕生は人生の真の意味であり、『なぜ生きる価値があるのか 』の理由である。カトリック教会は、神を認めることは人間の尊厳にとって決して敵対的なことではなく、尊厳は神に根ざしていて、神に成就されると教えている。 教皇フランシスコは今年もまた、ベツレヘムの天使のメッセージに立ち返るようにと私たちを招いています。 「地には善意の人々に平和あれ」。教皇は使徒ヨハネとともに、愛とは 『私たちが神を愛したのではなく、神が私たちを愛してくださったこと、これこそが愛である』、そして 『神が最初に私たちを愛してくださったから私たちは愛するのである 』と述べています。「これが私たちの喜びの基礎」であり、「世界平和の基礎」なのです。 クリスマスを迎えるにあたり、私たちは自分が本当に欲しいプレゼントを選ぶよう求められている。神の賜物である御子をいのちの源として歓迎するのか、それとも、エレミヤが17章で語っているように、根を失って砂漠で枯れて死んでしまうまで市場で流れているどんな音楽に合わせて漂流するのか? そんなことを考えながら、皆さん、クリスマスおめでとうございます。どうぞ「イエスの誕生」を中心とした聖なる有意義な2023年のクリスマスを!そして、家族団らん、食事、プレゼント交換、祖父母の訪問はいつもとても美しいものですが、これらの集まりの中に、幼子が「私のために」来てくださったという意識もありますように。主は来てくださり、主とともに永遠に過ごすために–唯一の道を–私のために備えてくださったのですから。 ノボトニー・ジェローム、OMI 英語原文: Where is Baby Jesus in 2023? https://jerry789.wordpress.com/2021/12/25/where-is-baby-jes 翻訳日 2023年12月22日 翻訳者 大岡 滋子
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