復活の希望

Frブラッドリ • ーロザイロ,OMI  – 日本の多くの人にとって、桜は希望と再生の象徴です。桜が咲き誇る時、未来も可能性と希望に満ちていると言う信念があると思います。東北地方の津波の後、瓦礫の中から桜が咲き誇り、その地域の人々に希望をもたらしました。

現在のCOVID-19のパンデミックにより、世界中の人々は、不確実な時期にどのように希望と励ましを見つけることができるかについて引き続き質問します。この世界的なパンデミックは私たちに不安と恐怖をもたらしました。現在、私たちは行き先がわからず、海を航海していますが、私たちの船は望ましい目的地を念頭に置いているはずです。神さまが私たちの船を完全に支配している限り、希望はあると私たちは信じています。十字架が終わりではなかったように、それはこの危機を乗り越える道を見つける希望の旅です。

先月末、教皇フランシスはバチカンでCOVID -19の蔓延の終焉を呼びかけ、「特別な祈りの時」を主宰しました。そして、教皇は使徒的祝福「ウルビ・エト・オルビ」を全世界に送りました。その祝福によって、全免償(注)を受ける可能性が付与されます。以下のことばは彼の瞑想からの引用です。

主はわたしたちに呼びかけておられます。この嵐の中で目覚めるよう、イエスはわたしたちに招いておられます。そして何もかもが難破しそうに思える今このときに、堅固さと支えと意味を与えることのできる連帯と希望を促すよう呼びかけておられます。主はわたしたちの復活への信仰を呼び起こし、励ますために再び目覚めます。わたしたちには錨があります。イエスの十字架において、わたしたちは救われたのです。わたしたちには舵があります。イエスの十字架において、わたしたちはあがなわれたのです。わたしたちには希望があります。イエスの十字架において、わたしたちはいやされ、抱きしめられたのです。ですから、どんな物事も、だれも、イエスのあがないの愛からわたしたちを引き離すことはできません。愛情と出会いが欠如し、孤立している状況の中で、多くの物資の不足に見舞われながら、わたしたちは救いの知らせをもう一度聞きます。イエスは復活し、わたしたちのすぐそばで生きておられます”。

主のご復活おめでとうございます。

 

   (注)「ウルビ・エト・オルビ」の祝福に際して与えられる全免償は、テレビやインターネット、ラジオを通して、祝福にあずかり、自分の罪を悔いて、定められた祈り(「使徒信条」「主の祈り」「アヴェ・マリアの祈り」)を唱え、できるだけ早く「ゆるしの秘跡」を受け、聖体拝領することを約束することによって受けられます。免償とは、すでにゆるされた罪にともなう有限な罰のゆるしです。成聖の恩恵の状態にあり、定められた条件を満たす者に、教会は免償を与えます。

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