ふるさとのルルド

Fr.ブラッドリ • ーロザイロ, OMI  – トリンコマリーはスリランカの北東部にある町の名前です。この町にパーレイユートウという小さな村があります。私の小教区パーレイユートウには自然に囲まれたルルドがあります。子供どものころから毎日のようにお祈り行っていたルルドは、私にとって特別な場所です。

フランスから来られたイエスス会神父たちの日記にルルドの起こりとマリア様の信心が書かれています。1900年にコレラが大流行しました。その時、トリンコマリーの主任司祭であったイエスス会のハインブルガル神父が、この病気から人々を救ってくださるようにルルドの聖母に祈りました。そして、祈りが聞き入れられたら聖母のためにルルドを作るという約束をしました。

神父様の願いが叶えられました。1902年4月14日、聖母のご像がフランスから送られて来ました。うちの教会のすぐ近くにあるこのルルドがとても有名で、毎年5月の最後の日曜日にルルドを大きく祝っています。

病気だけでなく長年続いた内戦からもマリア様は多くの人を救ってくださいました。ある時ルルドが戦争難民のキャンプにもなっていました。小教区の皆さんにとってルルドは安全な場所で、ルルドの聖母は自分たちの母であるという強い信仰を持っています。

This entry was posted in 管区長:ブラッドリー神父. Bookmark the permalink.

Leave a Reply